④ 秋の夜長に増えていませんか?「ながら食べ」が歯に与える影響
こんにちは!
西明石にある歯医者、ゆたに歯科の中島です。
今回は、秋の夜長に気をつけたい「ながら食べ」と歯の健康についてお話しします。
秋になると日が暮れるのも早くなり、お家でゆっくり過ごす時間が増えてきますね。
テレビを見ながらお菓子を食べたり、スマートフォンを操作しながらジュースを飲んだり……。
皆さんも、そんな時間を過ごすことはありませんか?
実は、このような「ながら食べ」が習慣になっていると、知らないうちにむし歯のリスクを高めてしまうことがあります。
今回は、なぜ「ながら食べ」が歯によくないのか、そして歯を守るためにできる工夫をご紹介します。
■「ながら食べ」がむし歯につながる理由
むし歯というと、「甘いものをたくさん食べるとできる」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
もちろん、糖分の摂取量も関係していますが、実は**「食べる回数」や「食べている時間」も重要なポイント**です。
私たちのお口の中では、食事をするたびに細菌が糖分を利用して酸を作り、歯の表面からカルシウムなどのミネラルが溶け出す「脱灰(だっかい)」が起こります。
一方、唾液には酸を中和し、溶け出したミネラルを歯に戻す「再石灰化(さいせっかいか)」という働きがあります。
通常は、この脱灰と再石灰化のバランスが保たれています。
しかし、お菓子を少しずつ長時間食べ続けたり、甘い飲み物を何度も口にしたりすると、お口の中が酸性に傾く時間が長くなります。
その結果、歯が修復される時間が十分に確保できず、むし歯になりやすい環境ができてしまうのです。
つまり、同じ量のお菓子でも、短い時間で食べる場合と、何時間もかけて少しずつ食べる場合では、歯への影響が異なるということです。
■こんな「ながら食べ」に注意!
普段の生活の中で、次のような習慣はありませんか?
① テレビや動画を見ながらお菓子を食べる
映画やドラマを見ていると、ついついお菓子に手が伸びてしまいますよね。
特に、クッキーやチョコレート、スナック菓子などを長時間食べ続ける習慣には注意が必要です。
② スマートフォンを見ながら甘い飲み物を飲む
ジュースや加糖のカフェオレ、スポーツドリンクなどを少しずつ飲み続けることも、むし歯のリスクを高める原因になります。
飲み物だからといって、歯への影響が少ないわけではありません。
③ 勉強や仕事をしながら飴をなめる
集中したいときや気分転換に、飴を口にする方もいらっしゃると思います。
しかし、砂糖を含む飴を頻繁になめていると、お口の中に糖分が供給され続けることになります。
特に、長時間のデスクワークや勉強中は注意したい習慣です。
■夜の「ながら食べ」は特に気をつけましょう
夜遅い時間の間食にも注意が必要です。
私たちは眠っている間、起きているときに比べて唾液の分泌量が減少します。
唾液には、お口の中の汚れを洗い流したり、酸を中和したりする大切な働きがあります。
そのため、就寝前に甘いものを食べたり飲んだりして、そのまま眠ってしまうと、むし歯のリスクが高くなります。
また、せっかく夕食後に歯磨きをしていても、その後にお菓子を食べてしまうと、再びお口の中に糖分が残ってしまいます。
秋の夜長を楽しむことはもちろん大切ですが、寝る前の飲食習慣にも気を配りたいですね。
■歯を守るために今日からできる4つの工夫
「ながら食べ」を完全にやめるのは難しいという方もいらっしゃると思います。
そんなときは、次のような工夫を取り入れてみましょう。
① おやつの時間を決める
お菓子を食べるときは、時間を決めて楽しむようにしましょう。
だらだらと食べ続けず、食べ終わったらお口を休ませる時間を作ることが大切です。
② 飲み物は水やお茶を選ぶ
普段の水分補給には、砂糖の入っていない水やお茶がおすすめです。
甘い飲み物は、時間を決めて楽しむようにしましょう。
③ お菓子は小皿に取り分ける
袋から直接食べていると、どれくらい食べたのかわからなくなることがあります。
あらかじめ食べる量を決めて小皿に取り分けることで、食べ過ぎや長時間の間食を防ぎやすくなります。
④ 寝る前の歯磨きを忘れずに
就寝前は、丁寧に歯磨きをすることが大切です。
歯と歯の間には歯ブラシだけでは届きにくい部分もあるため、デンタルフロスや歯間ブラシも活用しましょう。
また、フッ素配合歯磨き粉を使用することで、歯の再石灰化を促し、むし歯予防につなげることができます。
■定期検診でむし歯の早期発見・予防を!
むし歯は、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどないこともあります。
そのため、「痛くないから大丈夫」と思っていても、気づかないうちにむし歯が進行している場合があります。
特に、間食が多い方や甘い飲み物をよく飲む方は、普段の食生活を振り返ることも大切です。
歯科医院での定期検診では、むし歯のチェックだけでなく、歯磨きの状態や食生活についてのアドバイスも受けることができます。
■まとめ
秋の夜長は、お気に入りの映画を見たり、読書をしたり、家族とゆっくり過ごしたりする楽しい時間です。
そんな時間のお供に、お菓子や飲み物を楽しむこと自体が悪いわけではありません。
大切なのは、「何を食べるか」だけでなく、「どのように食べるか」を意識することです。
食べる時間を決める、甘い飲み物をだらだら飲まない、寝る前には丁寧に歯を磨く。
こうした小さな習慣の積み重ねが、将来の歯の健康につながります。
秋の夜長を楽しみながら、大切な歯も一緒に守っていきましょう!
お口のことで気になることがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。