スタッフが優しい総合歯科【西明石ゆたに歯科クリニック】

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医院ブログ

2025/10/21

運動会シーズンと子どもの歯のケガ

こんにちは。
西明石にある歯医者、ゆたに歯科クリニックの中島です。

残暑も嘘のように、少し肌寒い秋らしい気温になってきましたね。

秋といえば運動会シーズン。

外で元気いっぱいに走ったり、跳んだり、転んだり…お子さんの成長を感じる行事でもありますね。
しかし、この季節は“歯のケガ”が増える時期でもあります。
今日は、運動会シーズンに多い「子どもの歯の外傷」について、予防ともしもの時の対応をお伝えします。

■ 運動会で多い「歯のケガ」とは?

子どもの歯のケガは、転倒やボールの直撃、ぶつかりなどによって起こることがほとんどです。
特に小学生低学年では、まだ運動のバランス感覚が十分でなく、顔から転倒して歯をぶつけるケースが多く見られます。

主な歯のケガには次のようなものがあります。

歯が欠ける(破折)
 歯の一部が欠けたり、神経まで達する深い破損になることもあります。

歯がぐらつく(脱臼)
 強い衝撃で歯がグラグラ動いたり、完全に抜けてしまうことも。

歯ぐきや唇のケガ
 歯で唇の内側を切ってしまう、歯ぐきが腫れるなどの軟組織損傷も多く見られます。

■ もし歯が抜けてしまったら?

意外と多いのが、「歯が丸ごと抜けてしまった」というケース。
永久歯の場合、条件が良ければ再び元の位置に戻せる(再植できる)可能性があります。
そのため、正しい応急処置がとても大切です。

応急処置のポイント

抜けた歯を乾燥させない!
 歯根膜という組織が生きていることが重要です。
 歯を触るときは「根っこを触らない」ようにし、軽く水ですすぐ程度に。

牛乳や生理食塩水に浸して持参
 清潔な容器に牛乳を入れて歯を浸すことで、歯根膜が長く生存します。
 なければ、お子さんの口の中(ほっぺと歯ぐきの間)に入れて運ぶ方法もあります。

できるだけ早く歯科医院へ
 理想は30分以内。時間が経つほど再植の成功率は下がります。

■ 乳歯がケガをした場合は?

乳歯の場合は無理に戻そうとせず、必ず歯科医院で診察を受けてください。
見た目は大したことがなくても、根の部分が損傷していたり、
次に生えてくる永久歯に影響が出ることもあります。

■ ケガを防ぐための工夫

運動靴のサイズ確認
 サイズが合っていない靴は転倒の原因に。運動前にチェックを。

前歯の出っ張り(出っ歯)のあるお子さんは注意
 衝撃を受けやすく、歯の外傷リスクが高まります。
 必要に応じて、矯正治療やマウスガードの使用を検討してもよいでしょう。

マウスガードの活用
 競技性の高いスポーツをするお子さんには、歯やあごを守るマウスガードがおすすめです。
 市販のものより、歯科医院で作るオーダーメイドタイプがより安全で快適です。

■ まとめ

運動会は、子どもにとって一生の思い出になる大切なイベント。
その一方で、歯のケガは突然起こるものです。
「もしもの時」の知識と、日ごろの予防意識があれば、安心して楽しく過ごせます。

元気な笑顔で運動会を楽しむためにも、
ご家庭でも「歯のケガの対処法」を話題にしてみてくださいね。

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