大人の歯列矯正って意味あるの?
こんにちは。
西明石にある歯医者、ゆたに歯科クリニックの中島です。
最近、20代〜50代の患者さんから「今さら矯正なんて…」「大人になってからでも歯並びって治す意味あるんですか?」というご相談をよく受けます。
確かに、歯列矯正というと「子どもがやるもの」というイメージが強いかもしれません。でも実は、大人だからこそ矯正する価値があることもたくさんあるんです。
今回は「大人の歯列矯正って本当に意味があるの?」という疑問に、歯科医師の目線からわかりやすくお答えしていきます。
子どもと大人の矯正、何が違うの?
まず基本的な違いとして、子どもは成長途中、大人は骨の成長が止まっているという点が挙げられます。
子どもの矯正では、あごの成長を利用しながら歯並びや骨格を整えていきますが、大人の場合はすでに骨が固まっているため、歯を動かすことに集中する治療になります。
その分、じっくり時間をかけて丁寧に歯を動かしていく必要がありますが、効果がしっかり出るのも事実です。
大人が矯正することで得られるメリット
矯正は見た目だけの問題ではありません。大人になってから矯正することで、以下のような健康面のメリットも期待できます。
1. 歯の寿命を延ばせる
歯並びが悪いと、歯にかかる力が不均等になります。一部の歯だけに強い力がかかってしまうと、将来的にその歯がグラグラしたり、割れたりすることも。
かみ合わせを整えることで、すべての歯が長持ちしやすくなります。
2. 虫歯・歯周病のリスクが減る
歯並びがガタガタしていると、どうしても歯ブラシが届きにくくなります。矯正で歯並びを整えると、日々の歯磨きが格段にしやすくなるため、清潔に保ちやすくなります。
3. 頭痛・肩こり・顎関節の不調が改善することも
かみ合わせのズレが原因で、知らないうちにあごに負担がかかっていたり、体全体のバランスが崩れている場合もあります。矯正でかみ合わせを整えることで、体調面の不調が和らぐことも少なくありません。
見た目のコンプレックスも解消
もちろん、「人前で笑うと歯並びが気になって口を手で隠してしまう」というような悩みも、大人の矯正によって解消できることがあります。
仕事上、人前に出る機会が多い方や、接客業・営業職の方の中には、自信を持って笑えるようになったとおっしゃる方もいます。
特に最近では、目立ちにくいマウスピース矯正(インビザラインなど)や白いブラケットを使った矯正もあり、「矯正しているのがバレたくない」という方にも人気です。
大人の矯正にデメリットはある?
もちろん、メリットばかりではありません。以下のような注意点もあります。
- 治療期間が長くなる傾向がある(1年半〜3年ほど)
- 歯周病が進行していると矯正できないこともある
- 保険適用外で費用がかかる
ただし、きちんとした検査と計画のもとで行えば、ほとんどの方が問題なく矯正を受けられます。
特に最近は「部分矯正」といって、前歯だけを短期間・低コストで整える治療もありますので、「全部の歯はちょっと…」という方にも選択肢があります。
矯正を始めるベストなタイミングとは?
「もっと若いうちにやっておけばよかった」という声もよく聞きますが、正直なところ、気になったときがベストタイミングです。
50代、60代でも問題なく矯正を終えられた方はたくさんいらっしゃいます。
実際に「長年のコンプレックスがなくなった」「もっと早くやればよかった」とおっしゃる方がとても多いです。
まとめ:大人の矯正は「意味がある」だけでなく「人生が変わる」ことも
大人の矯正には、見た目の改善だけでなく、歯の健康・体調・自信など、さまざまな面でプラスの変化があります。
もし今、「歯並びが気になっているけど、今さら…」と迷っているなら、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、随時無料相談を行なっています。
お口の状態をしっかり確認し、治療の選択肢や費用、期間などを丁寧にご説明いたします。
不安なことや気になること、何でもお気軽にお話しください。