歯周病は可能なかぎり抜かずに治す

歯周病(歯槽膿漏)は歯周病菌が歯の周りの骨を減らす病気です。

歯を支える骨が無くなってくると歯は揺れてきます。そして最終的には勝手に抜けてしまいます。

歯が揺れて抜けるのは年齢のせいではなく歯周病菌のせいです。
歯周病の最も怖いところは骨が減っても痛みが全く無いので自分では気が付かないのです。

「なんだか歯が揺れて噛みにくい」
と思った時にはかなり骨が無くなっています。

歯周病でごっそりと骨が無くなった後の入れ歯はくっつきにくく後々まで苦労する事になります。

だからと言ってゆたに歯科ではすぐに歯を抜いたりしません。当たり前の事ですが抜いたら歯は無くなります。確かに歯が一本も無くなれば歯周病は治りますが、それでは本当の意味で治ったとはとても言えません。歯が噛める状態で病的に骨が減らなくなり、自分の歯でずっと食べられてこそ治ったと言えます。

歯周病菌の数を出来るだけ減らしその状態をキープすれば治っていきます。

そのあとは歯周病の再発を防ぐ為に全面的にサポートしますので一緒に歯周病を治し、お口や体全体の健康を守っていきましょう。

えっ!歯周病で死ぬって?

残念ながら本当の話です。

歯周病がひどくなり膿んだ傷の表面は潰瘍と同じです。その表面積の合計は手のひら程度になります。首より上に存在する手のひらほどの潰瘍をほったらかしにしてるのと同じです。

潰瘍は正常な防御機能を発揮できませんのでそこから菌が入り放題。すると菌が血流に乗って全身を巡ります。

例えば歯周病の妊婦は早産の可能性が高くなります。その数なんと7倍。破水の際に羊水から歯周病菌が検出されたというのです。

また、血管の中でプラークを作ると考えてください。粥状のドロドロ(アテローム)プラークが血管を詰まらしてしまう『アテローム動脈硬化症』を引き起こします。

これが心臓の血管で起これば狭心症や心筋梗塞に、
脳の血管で起これば脳卒中になるのです。

つまり歯周病が死に至らしめる病気を引き起こしてしまうのです。

さらに歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病が歯周病を悪化させるという悪循環が生まれる悲惨な相関関係があります。

歯周病は歯だけの病気ではありません。歯周病を甘く見てはいけません。歯周病は命に関わる病気です。

それほど怖い病気だからこそ、ゆたに歯科ではむし歯治療と並行して歯周病治療を行います。

「歯周病治療は要らないからむし歯治療だけしてください」と仰る方も多いのですが、そのような方が将来後悔しないよう情報提供するのも私たちの大事な大事な役目なのです。