『歯周病は感染するものなのか?』
歯科衛生士の橘です。
先日、ある患者様から『私の歯周病は子供にうつるの?』と質問をいただきました。
歯周病は細菌の感染により起こる病気ですが、その細菌は一体どこからやってくるのでしょうか?また、感染するものならどのように防げばいいのでしょうか?
ほぼ全ての人の口腔内からは、多かれ少なかれ歯周病菌はみつかります。
しかし、歯が生える前の赤ちゃんの口腔内には、歯周病菌はみつかりません。
歯が生えることによって歯面にバイオフィルムが付着し始め、成長とともに菌も成熟し、歯周病菌がみつかるようになります。
歯周病菌は人から人へと伝播し、定着したものと考えられています。つまり、夫婦間あるいは親から子への伝播が考えられます。
ある家族から採取した細菌を検査したところ、親子間、夫婦間で同じパターンの細菌が検出されたという報告もあります。
つまり、歯周病菌は幼少期に限らず成人後も年齢を問わず比較的容易に伝播するものと考えられています。
伝播したことによって歯周病の感染・発症のリスクが高まることは確かですが、適切なプラークコントロールを行えば、歯周病の発症は防ぐことができます!!
歯周病に関する正しい情報を持ち、過度に不安にならずリスクを軽減していきましょう!
歯周病に関する詳しい情報を知り、正しく予防をしていくためにも、まだ定期的に歯医者で検診を受けられていない方はぜひ、ゆたに歯科へお越し下さい🦷✨