第1回(担当:金子ドクター)

スタッフ紹介金子先生

突然ですが世界でも最も多くの人がかかっている病気は何かご存知でしょうか?

それは何と歯周病です、ギネスブックにも認定されているくらいなんです。

現在日本人の場合、成人の8割が軽度のものも含めて歯周病にかかっていると言われています。

さらに近年では歯周病と全身の関わりがわかってきており、歯周病が歯だけではなく全身に影響を及ぼしていると言われています。その代表的な例が、糖尿病、心疾患、リウマチ、低胎児出産、誤嚥性肺炎などです。これらの病気は歯周病があることによって病気が重篤になりやすいと言われています。また2013年の糖尿病学会のガイドラインでは2型糖尿病の患者さん治療のために歯周治療を進めています。

 こういった話を聞くと恐ろしくなるかもしれませんが、先に成人の8割は歯周病にかかっていると言いましたが、この統計にはごく軽度のものが多く含まれており、注意が必要となってくる中等度以上の歯周病(グラフの中で4mm以上のポケットを有するもの)にかっかっているものは30代ではおおよそ2割程度です。しかし50代以降になると5割以上のものが中等度歯周炎にかかっており、それ以降は対象歯のないもの、つまり歯がない人が増えてきます。現在抜歯の原因の一番多い原因は歯周病によるものですので、健やかなお口の健康を守るためだけでなく他の病気が悪化するのも防ぐためにも、悪くなる前の早めの歯周治療をお勧めいたします。

文責 金子 龍太

ペリオ2016/04/16
厚生労働省 平成23年歯科疾患実態調査 結果の概要より引用