第2回(担当:金子ドクター)

スタッフ紹介金子先生

「虫歯、歯周病予防にはプラークコントロールが大切」
という言葉がテレビのCMで流れるようになってきた為、最近では一般にもプラークコントロールという言葉を聞いた事がある人が多くなってきているのではないでしょうか。

確かに虫歯、歯周病の予防の基本はプラークコントロールにあります。
しかしそもそもプラークとは一体何者?
プラークコントロールってどういうことするの?
という話になると、意外と知らない人も多いようのなので、今回はプラークとプラークコントロールについてお話をしたいと思います。

 プラークとは歯垢やデンタルバイオフィルムとも呼ばれ、歯の表面に白くネバネバした状態で付着しているものです。皆さんも爪楊枝で歯と歯の間を擦ってみると、爪楊枝の先に白い粘ついたものが取れてくるくるかもしれません、それがプラークです。

 その構成成分は細菌と菌体外多糖と呼ばれる保護膜のようなものでできています。この保護膜のおかけでて細菌は歯の表面にべったりとくっつき、うがい程度の水流では流れ落ちることもありません。そしてプラーク1mg中にどれくらいの細菌が潜んでいるかというと、なんと1億個ほどの細菌がいると言われています。

 歯科で起きる病気のほとんどは歯周病と虫歯ですが、プラークはこのどちらの原因にもなっているため、プラークを増えないようにコントロールすること、つまりプラークコントロールが予防には重要になってきます。

 ではどのようにプラークコントロールをするかというと、歯ブラシに加えて歯間ブラシまたはフロスを正しく使用して、歯の表面からプラークを落としてあげることが一番効果的です。非常に単純でそれでいて効果的な方法なのですが、正しく使用するというのがポイントで、残念ながら正しい方法で磨いている方が少ないのが日本の現状です。

 プラークコントロールをきっちり行った患者さんの30年後のデータというのもが予防スウェーデン2004年に発表されました。その結果、研究が始まった時51歳-65歳だった患者さんは30年後平均1.8本の歯を失っただけでした。日本の平成23年歯科疾患実態調査では50-54歳の歯の平均本数は25.9本、80-84歳では11.0本です。その差は14.9本です。

 30年後14.9本失うか、1.8本のみで済むのかはプラークコントロールにかかっています。ゆたに歯科クリニックでは正しいプラークコントロールを皆さんが身につけられるよう、丁寧に指導しておりますので、虫歯、歯周病になりたくないという方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

文責 金子 龍太