むし歯についての正しい知識を身につけましょう

穴の空いてしまった虫歯はほっておいても、自然に穴が埋まることはありません。
しかし、穴の空いていない虫歯は、脱灰と再石灰化の正しい知識を理解していただいた上で、
フッ素を応用すれば削らずに治せる事もあります。
また、穴が空いてしまった虫歯にも、進行が止まっている虫歯があります。
つまり、虫歯の痕跡の様なもので、ほっておいても悪くなりません。
むしろ、削って詰めることで、虫歯菌が歯を溶かした訳ではないのに結果的に歯が減ってしまいます。

詰め物や、かぶせ物は永遠のものでは無いのです。

平均対応年数は6年という統計がでているくらいです。
どれだけ良い材料が開発されても、人口の歯は天然の歯その物にはなれません。
材料は必ず劣化しますし、ジョイント部分は、接着剤やセメントでくっつけている訳ですから、
これも劣化すると溶け出たりすることもあります。

また、かぶせ物を装着する場合、かなりの歯を削ります。
そうしないと、かぶせ物を装着するスペースが無いからです。
さらに、神経を取って土台や芯棒を入れた場合、歯の内側もたくさん削ります。
一旦は金属の良い歯が入りますが、次に虫歯が出来ると再起不能
(つまり抜歯)になることも、しばしばなのです。

えっ!金属で被せているのに何でまた虫歯になるの?

かぶせた歯が虫歯にならないなんて、大きな間違いです。
むしろ、天然の歯より何倍もそのリスクは上がります。
歯は人体の中で一番硬いエナメル質に覆われていますが、
中身はそんなに強くはありません。
また、根にはエナメル質がありません。
エナメル質の無くなった歯は虫歯菌に対しかなり弱くなります。
さらに、かぶせのジョイント部分は、
どうしてもプラーク(歯垢)がたまりやすく、磨きにくくて取れにくい
虫歯になりやすい状態になります。

歯医者さんに歯を削られると・・・

治療の為に歯を削る事が、結果的に歯の寿命を急速に短くしている事もまた事実です。
もちろん、進行中の虫歯は神経に到達する前に出来るだけ早く虫歯を削って詰める必要があります。
また崩壊した歯をかぶせずに置いておくと噛み合わせが狂い、顎関節症や体全体の歪み、また稀に虫歯の機械的刺激による口腔ガンを引き起こす原因になります。
長い目で見て歯の寿命を延ばし、入れ歯に頼らない生活を送る為には、その見極めが非常に重要なのです。

ところが、今までの歯医者さんは反射的に削っちゃいます!

今までの歯医者さんは、この虫歯が進行中かどうかなんて考えたこともありません。
歯医者さんは、虫歯を見た瞬間「どうすればこの歯が少しでも多く残るか」ではなく、「どの形に削ろうか」と考えます。
削り方には、古くから細かい規則があって、その規則の組合せで、分類して削ります。
つまり、この削り方の分類で虫歯を診断してしまうのです。
なぜなら、そういう訓練を受け、削ることに疑問すら持たないような教育を受けているからです。
だって、学校でそれが正しいと最初に習ったら正しいと思っちゃうでしょ?
歯科大学というところでは、【かかりはじめの虫歯は治るのだ】ということを体験的に教育することは今のところまだ難しく、現実は古くから伝承された虫歯の削り方と詰め方を訓練する場所になっています。
それは、現在も続いており・・・

歯科の大学で育てているのは・・・

歯科の大学で育てているのは、虫歯を自然に治す歯医者ではなく、悪くなるのを待ち構えて削って埋める歯医者なんです。

もちろん、削って詰める、かぶせる治療が下手では話にならない。
しかし、その前にどのような状態が削って詰める虫歯なのか、
それを的確に判断できなくては、何の為に削るのかわからなくなる。
あぶなっかしそうに見えても、かかりはじめの虫歯はきちっと管理すれば直るという事実をふまえ考えながらやってる歯医者とやってない歯医者では、そこに通う皆さんの将来的な歯の寿命が大きく異なってくることは言うまでもありません。
ゆたに歯科クリニックではどうすればご自分の歯を長持ちさせることができるかを、常に考えています。