若手歯科医師のための成功開業医への道
==番外編==
〜勤務先の理事長とパートナーシップをとることで〜(番外編)

これからお話しする内容は
・勤務先の歯科医院を継承する
・歯科医師の独立開業には非常に大きなリスクが襲いかかってくる
・その開業リスクを回避できる方法と、そしてすぐに分院展開を視野に入れる方法
それは具体的にはどういったことなのかを余すことなく書いています。

実は今回のお話は自分がこれからの10年でやっていきたいと思うことを書いています。
これから私がやっていきたいことは、勤務Drのための新しい医院継承システムの確立です。

歯科医院が乱立している今の時代に、新規開業して成功することが簡単ではなくなっているのは、ご存じのとおりです。
しかしながら歯科医師の95%以上は経営者になります。(もしくは経営者側により近いポジションにたつ)

新規開業は、最初の立ち上がりに一番のリスクがあります。
そして、開業でこけたらその後の人生は、大変大変つらいものとなります。
開業は何千万もの借金をして、勝負にでるのです。
絶対に失敗するわけにはいきません。

そして、そこそこの成功ではなく、必ず大成功させないといけません。
そこそこの医院になるくらいなら、開業しない方がマシだったてことは大いにありえます。
なぜなら、経営者に求められる法的なものを含めた責任は、勤務しているときのストレスとは雲泥の差があるからです。その割にそこそこの医院だと、手元に残るお金はそんなに変わらず、そして、何かあると医院が一発で終わる危険性があるからです。

例え大成功したとしても、勤務Drを抱えさらに分院展開しようと思うと、やはり開業してから7〜8年はかかることが多いです。もちろん、もっとはやく分院展開される先生もおられますが、強固なチームワークを伴う組織作りのうえで分院をつくりをやろうと思うとやはり時間はかかります。

歯科医院が乱立している中で、開業を成功させようと考えたら、1番失敗のリスクのない方法は勤務先の「成功している分院を継承する」ことではないかと私は考えています。
なぜなら、まずは新規開業の1番のリスクである立ち上がりで転けることが無いからです。
これは最強のメリットです。

勤務医のときに分院長にならせてもらい、成功しているその分院の患者さんも、スタッフも、そこに務める勤務医もそっくりそのまま継承させてもらうのです。
なんなら、分院をつくるときに自分が継承したいような医院を建ててもらいましょう(^o^)

これまでの継承とちがうポイントは、単に医院を継ぐのではなく、そこに勤務している自分が育てた後輩ドクターごと継承させてもらうところです。
もちろん、立地とその将来性もある場所でなければなりません。

もうすでに旬の過ぎている医院や将来性のない立地の医院は、例え内装がキレイで患者さんが少しついていても、継ぐべきではありません。
そもそも、自分が分院長をなど勤務している医院でないと、自分についている患者さんはいないわけですから、患者さんがそのまま来院し続けてくれるとは限りません。
むしろ一から始めるのと変わらないと考えるべきでしょう

そうではなくて、成功していてさらに将来性のある分院をそっくりそのまま継ぐのです。
(目安として、年商8000万〜1億くらいの医院を継承しましょう)

気持ち的に1から開業にチャレンジしてみたい気持ちもわかります。
しかし、継承した本院を元手に、2件目や3件目をドンドン新規開業すればよいのです。
ポイントは何度も言いますが、NO.2(自分が育てた後輩ドクター)ごと継承しているところです。NO.2がいるので、すぐに2件目を建てることもできます。

勤務先を退職して一から開業しなくても、システムと後輩教育さえうまくできて、院長不在でも成り立つ状態が作られれば(これが簡単ではないのだけど(^_-))、分院長をやりながら新しい医院を建てていくことは可能なはずです。もちろん、その場合は院長不在の仕組み作りが必須です。

将来継承する医院の分院長になって、分院長不在の医院に組織つくりして、自分は新しい医院を開業する。そして、後輩を育てそれを繰り返していきます。そして、その後輩ドクターにまた医院を継承していきます。

この仕組みでいくと、自分が開業して勝負するのは2件目からということになります(^^)

1件目ではなく、2件目から勝負できることのメリットは、もしその医院が開業を失敗してもすぐに撤退しやすいことです。

医院は開業に失敗しても、早期撤退すれば消費したものは内外装費だけで、チェアーや器材は3件目を開業するときに使えるのです。

そして継承している1件目があるので、すぐに再起を図れます。しかし、もしこれが1件目だったらほぼ再起不能になってしまうのです。

つまり継承している1件目は、経営が破たんすることの保険にもなり得るのです

また1件目があれば、後輩ドクター(勤務ドクター)の教育もスタッフの教育もやりやすいし、経営の柔軟性が大幅にあがると考えられるわけです。
(もちろん分院なんていらないよ、1件でいいよという場合は、1件でよいでしょう開業のリスクをさげるだけでもメリットは絶大)

また、自分の親が開業医で将来その医院を継ぐつもりだったとしても、勤務先を継承して、医療法人にして、親の医院も法人に取り込んでしまうというのも選択枝の一つにはいってきます。

歯科医師として親の医院に入るのではなく、経営者として凱旋帰国し、親の医院を良いタイミングで引き継いであげるという考え方です。

歯科医師として手伝うのも親孝行ですが、親の医院の経営をになってあげて、その法人の中で親のペースで歯科治療を楽しむ環境をつくってあげるという親孝行も良いかもしれません。

私は流行っていない親の医院を継いで、医院の成功までに大変多くの時間を費やしてしまった経験があるので、親の医院を自分の法人に取り込んでしまうという方法は、一つの選択枝としてはアリだと思うのです。

歯科医院が乱立する時代だからこそ、そこで生き残って成功していくには、勤務先の理事長とパートナーシップをとっていくことが、一つの形となっていくのではないかと考えています。

勤務先で単に修行だけをして、一人立ちするのも悪くはないのですが、勤務先の理事長とパートナーシップをとることで、今後の展開は広がります。

先日、知り合いの先生が開業されました。
大変立派な医院を新規で土地から買って建物をたてたので、おそらく1億5000万くらいはしたのではないかと思います。
チェアーも11台は入るスペースですし、その先生の経営スタイルならMAXで年商3億以上のクリニックなるポテンシャルがあります。
その先生は私より10歳若い先生ですが、新卒の頃から有能で志が高く、行動力に優れ、私が尊敬する先生です。
間違いなく大成功されると思います。

しかし勤務医の育成やスタッフの育成も1からはじめることになりますし、やはり年商3億円になるまでに数年はかかります。
そして、初期投資が大きい分、その数年間は損益分岐点を越え利益がでるようにするためには、超ロケットスタートも必須です。

もしその先生が数年間勤務した分院を継承していて、建てた医院が2件目であれば、教育にかかる時間。資金繰りなどもっと有利に展開でき、借金のプレッシャーも違ってくるため、今後の展開の自由度が全く違ったものになります。

きっとその先生なら、10年先にむけてその先生の夢・目標を成し遂げていくのにもっとはやく、もっと大きな展開に実現されていくであろうと思います。

つまり、大成功される先生は、継承システムがあると、より大成功しやすくなるわけですね(^_-)

話しは戻りますが、
大事な事は自分が、分院長や勤務医のときにどれだけ経営者の視点に立てるかです。
ただ単に、プレイヤーとしてだけ研鑽をつんでいても、継承した医院の切り盛りをしていかなければならないからです。
とくに分院長のときは、理事長から経営者として必須のマインドや、マーケティング、マネジメント、リクルート、立地の選定、など経営者として多くのことを現場で学べる機会です。
分院の立ち上がりからドンドン関わって、良きNO.2にまずはなって、理事長をガンガン助けて、ノーリスクで経験を積ませてもらいましょう。
きっと多くのことを学べるはずです。

もし、最初から一人での開業なら、いろんなことで頭を打ちながらとなりますが、再起不能にならない範囲で頭をうちたいものです。再起不能にならなければ、それは経験と学びとなるからです。
是非、理事長とパートナーシップをとって、経営を学んでください。

ただし成功分院継承は、メリットばかりで理事長ともWINーWINの関係でないといけませんので、5年は分院長として勤務しましょう。5年は長いですが、それでもその労働奉仕に余りあるメリットがあります。(先ほどの書いたように、分院長をやりながら、自分の法人もつくり、分院展開していく方法もとれるので、思考さえ柔軟にもてば、労働奉仕も無くすこともできる)
そんな勤務医にとってめっちゃ良い法人や、理事長なんているのか?
と思うのではないかと思います。
おそらく滅多にいないでしょう。
だからこれからの10年で私がそういう理事長になって、医)愛進会をそのような法人にしたいのです。
歯科医院が乱立する時代だからこそ、理事長と勤務医のパートナーシップをとることで、次世代型の成功開業システムを構築していきたいと考えています。

自分の今後10年でやりたいことはコレです(^^)他にもあるけど、それはまた後の機会に書きます。