若手歯科医師のための成功開業医への道
〜勤務医のときこそ経営者目線で!そして、院長になったら従業員の目線で!〜

ゆたに歯科に開業2年の先生が見学に来られました。
その先生(A先生)の悩みは、「経営がうまくいってなくて…」でした。
お話を伺うと、確かに1日の来院者数が少ないこともありましが、「来月にスタッフ全員が退職する…」というスタッフマネジメントの問題を抱えておられました。

実は私とA先生は、A先生がまだ開業をしていない勤務医の頃からの知り合いで、同じスタディーグループで共に勉強した仲間でした。

当時、勤務医でありながら受講料の高い学術セミナーに多数参加して、すごく勉強熱心な先生だと感じていました。その頃、ゆたに歯科は移転したばかりで、来院してくださる患者さんは急増しましたが、勤務医がおらずその先生に友人(歯科医師B先生)紹介していただいたことがありました。

品川での勉強会の帰りにA先生とラーメンを一緒にたべながら、紹介してくださる友人歯科医師(後にゆたに歯科の勤務医となったB先生)が、どんな先生で、どんな問題があるから次の勤務先を探しているのかなど、教えていただいていました。

「B先生の前の勤務先の院長(C院長)は、歯科治療の技術レベルが高いことで著明な先生で、経営もうまくいっているが、実はすごくこわい先生で勤務医やスタッフにとても厳しく、スタッフもよく辞めると聞いている」とA先生が言われていました。
そして、しきりにA先生はB先生のことを気の毒がっていました。

しかし私はそうは思いませんでした。理由は私はB先生の前の勤務先のC院長先生のことを少し知っていたことと、その時すでに私が経営者になって8年経っていたからです。

実は経営者の目線に立ってこの話を聞くと、一方的にその院長先生がひどいのではなく、その視点が勤務している人の目線でしかないことがよくわかります。

歯科医師の95%以上は開業します。つまりほとんどが、経営者になるわけです。
そして勤務医のときこそ経営者目線に立つことが自分の成長のために重要です。
なぜなら、経営者になってから学ぶのでは、経営の失敗のダメージがでかいからです。
場合によっては再起不能になる場合もあります。
勤務医の時こそ経営やマネジメントを学ぶ意識が必要なのです。むしろ、その時にしか学ぶ機会がありません。

私はその話しの中で、「〜〜〜確かにC院長は厳しそうな先生なんですね。でも、B先生も経営者の目線に立って物事を見てみるほうがよいですよ」と伝えたところ
A先生に「それは、無理ですよ」と即答されました。
B先生だけでなく、A先生も勤務している自分が経営者の目線に立つなんて無理ということでした。
わたしは「…そうですよね〜(^^;)」と話を合わせました。
ごめんなさい

A先生の今後のことを考えれば、そのとき「勤務医の今こそ、絶対に経営者の目線に立つべきだ」と力説すべきだったかも知れません。

先日見学にこられたA先生は、この時のことを覚えておられませんでしたが、経営やマネジメントで悩んでいるA先生を見て、勤務医の時こそ経営者の目線に立つべきだということを、私はこのFBで今度こそ多くの若手歯科医師に向けて発信しないといけないと強く思いました。

確かに人のマネジメントという点では、C院長先生がすごく優れているわけではなかったかもしれません。しかし、B先生の視点がもし経営者の視点にたったものであれば、B先生はその院長先生にたいして、もっと違う解釈をしていたはずだからです。

それからB先生はゆたに歯科に勤務され、勤務当初は以前の勤務先のC院長先生はこわかったということを言われていました。それから4年ゆたに歯科で勤務していく中で、仕事観のレベルがあがり経営者の視点で医院をみて、発言し、行動してくことをゆたに歯科で学び実践することで成長し、先日独立開業され、かなり良いスタートダッシュをしています。

B先生はとても根が素直な先生だったので、ゆたに歯科に勤務するなかで自分の視点がそのままでは良くないことに気がつき、自分を変えていかれたのです。
そして自分が変わる(考え方や解釈が)と、見えてくる世界が変わり、B先生は以前務めていた医院のC院長先生にもいろいろ鍛えていただいたと感謝するようになっていました。
本当に素晴らしい先生だと思います(*^_^*)

若手歯科医師にとって勤務先で必要なのは、まずは経営者の視点に立つ意識をもつこと。
それは、いっけん難しいことなのかもしれません。
しかし難しくても自分の将来の為にやるしかないんです。
そして、その様な視点がある勤務医の先生は、当然院長先生からも高い評価をうけます。

というわけで、勤務先を選ぶとき、技術だけでなく、経営やスタッフマネジメントもうまい歯科医院を選ぶべきだし、もし今の勤務先がマネジメントがうまくなくてドンドン人が辞める職場だったとしても反面教師として学ぶのです。
大切な事は経営者の視点に自分のアンテナを張ることだからです。その視点が無いと、もしマネジメントが上手い職場にいても、素通りして何も学べないのは、町中の看板や店と同じです。
「ゴルフをしはじめて、はじめてこんなとこにゴルフショップあったんだと気づく」実は前から存在していたが、自分の意識がないので目に入らない。そういうものだからです。

では、どうすれば経営者の視点をもつことができるようになるか?
その方法は医院見学です。
いろんな医院に見学にいくと、そこには経営者の視点の高い医院、マネジメントの視点の高い医院など当然いろいろな医院があるわけですが、それによって医院の雰囲気などどう違うかはわかるはずです。
そして、スタッフや勤務Drに「仕事は楽しいですか?」と聞いてみましょう。
いろんな気づきがあるはずです。どんな気づきがあるか、やってみればわかります(*^_^*)

もう1つ大事なことがあります。
自分が経営者になったときは、勤める側の視点に立つこと。
これも簡単ではないかもしれませんが、必要なことです。
そう意識することではじめて見えてくるものもあるからです。
私も自分が裸の王様にならないように、なるべく気をつけようと思っています。

くどいですが大切なことなのでもう一度、
「勤務医の時こそ、経営者の視点にたつ」
これが大事です

あと、A先生は今回のゆたに歯科での見学の際、前日から泊まりで私と話し合いました。
経営やマネジメントがうまくいっていない崖っぷちのこのタイミングだからこそ、私のアドバイスなどもよく聞いていただけました。
人には気づきのタイミングがありますから、A先生にとっては今がベストだったのかもしれません。根が勉強熱心な先生ですから、きっとこれから経営・マネジメントを勉強され、医院経営も良くなっていかれると思います。

今後も学生・若手歯科医師が成功開業医になるためにやっておくべき事や、知っておくべき事をアップしていくので、注目しておいてください。私のFBを是非友達に紹介してあげてくださいね。
もしくは、友達にシェアしてあげてください(*^_^*)