若手歯科医師のための成功開業医への道
〜辞めていくスタッフにエールを送る組織にする〜

doctorudekumi

前回は「すぐに泣いちゃう新入社員を戦力にする方法」について書きました。
先日もあるレセコンの業者さんから、「ここの医院は、スタッフさんの意識が高いですね」と褒めていただきました。
そうです。ゆたに歯科クリニックは、スタッフが自慢の医院です。

しかしながらスタッフマネジメントが良いと評価をうける愛進会ゆたに歯科クリニックにおいても、退職する人がゼロというわけではありません。
年間数%ほどは人が入れ替わっていきます。実はこの状態は、成長をつづけている組織にとっては健全な状態でもあります。

半年や1年でスタッフがバンバン入れ替わる医院はもちろん良くありませんが、何年もだれも入れ替わっていない職場には、組織が成長せずに停滞している可能性があるのです。

成長をつづけている組織において、社員全員が会社が成長していくスピードに振り落とされないように成長していればよいですが、同じかそれ以上のスピードで成長していかないとついて行けなくなる人がでてきます。(※「仕事は楽しいかね」とう本を参考に)成長する組織において、数%の人が入れ替わるのはむしろ健全なわけです。

ただここで大事なことは「良い辞め方をする」こと、そして「良い辞めさせ方」をすることです。
例えば、患者さんの引き継ぎもちゃんとやらないまま、自分勝手に辞めていくのは良くないし、そのようにさせてしまうのも良くありません。必ず残った人達との間にわだかまりが出来てしまいます。

私は愛進会ゆたに歯科クリニックを辞めていく全ての人に、絶対に良い辞め方をさせて上げたいと考えています。
全ての人に「ここで働けて良かった」と思ってもらいたいのです。
たしかに退職する人には、愛進会ゆたに歯科クリニックで働くことの良さを、本当の良さを伝えきれなかったということです。
「もっと長くいてくれたら、ゆたに歯科クリニックで学べる無形の財産に気づかせることができたかも知れないのに。自分の力が足りなかった。」といつもはがゆく思います。

歯科医院を辞める理由には、それ以外にも結婚退職もあるし、ダンナさんの転勤もあるし、親の介護もあとは人間関係に悩みなどもあるでしょう。
しかし、そもそも人と人とのつながりには、いつか必ず別れがきます。
それは例えば夫婦であっても、親子であっても人には死があるいじょういつか別れが来ます。
では、なんの為に私達は出会い、つながっていくのか?
哲学的に考えると別れるため、いや「良い別れ方をするために出会う」とも考えることができるのではないかと私は考えています。
であれば、繋がりがあるときに最終的にいかに良い別れ方ができる関係作りができるかは大事なテーマなのかもしれません。

そう考えるとずいぶん寂しい気持ちになってしまうかもしれませんが、だからこそ縁あって知り合った私達が(もちろん患者さんも)、その時間を共有する間を大切にしたいと思っています。

そしてその共有する時間に私が出来ることは、彼等彼女達の「将来の人生をより良くすること」のサポートであります。
それ自体が自分のミッションでもあるし、ゆたに歯科のミッションの一部でもあるからです。

また、あの人と働きたいと思われたいし、またゆたに歯科クリニックで働きたいと思われれば最高です。
「あなたは絶対がんばれる人やで!」
「なんかあったらまた戻ってきてや!!」
だからこそ、彼等彼女達が辞めるときに、笑顔でクリニックを送り出す、辞めていくスタッフにエールを送る組織、そういう私と私達でありたいと思っています。